僕は、デザイナーではないのですが、なぜだか資料やカタログなどのデザインをする機会がよくあります。学生の頃の美術の成績はたしか5段階中の「4」か「3」で、飛びぬけて美術的なセンスがあると感じたこともないのですけれど…

でも、いろいろなものをデザインして、作っていると、その楽しさがだんだんと見えてくるんですよね。結構奥が深いというか、こだわり始めると時間がいくらあっても足りないなんてこともよくあります。

例えば、名刺をデザインするとします。僕には、デザイン的な基礎知識とかがあるわけでも、セオリーを知っているわけでもないので、あくまでも自分の感覚だけの話なのですが、まず全体としてどんなニュアンスを含ませたいのかを決めます。「少し堅い感じにしよう」とか「ポップな要素を取り入れよう」という感じに、本当に大雑把にですね。 

で、それが見えて来たら、細かいことは気にせずに、ネットや本などで関連しそうなワードを片っ端から検索してみて、具体的なイメージに近い要素を頭の中に取り揃えていきます。 名刺を作る時なら、「名刺」と検索したり、「かっこいい デザイン 名刺」と検索してみたりいろいろ。何かのデザインをマネするということではなくて、目に入ったデザインの中で良いと思うところと、そうでないところを認識して、パーツを集めるといったイメージですね。

そして、それらをもとに実際にデザインの構成を始めます。頭の中に残っているデザインの要素をとりあえずはめ込んでみる。そうこうしているうちに、適切な配置とか修正点とかが自然と見えてくるんですね。

そこで、代替の配置とか構成が決まったら、今度は微調整です。ここで個人的にこだわりたいのは、フォントですね。そうです、要するに文字の形です。同じことを書くとしても、フォントによってかなり印象が変わってくるんですよね。

例えば、「代表取締役」と書くのに、丸文字で書くのと、明朝体で書くのとではぜんぜん印象が違ってきます。もちろんどちらが良いとか悪いという話ではなく、そこに込められる意味、その人の人柄とか、会社の雰囲気とかで変えていけばいいわけですね。あとは、その時々で自分の中でブームになっているフォントがあったりするので、そういうものを使ってみたりします。

ただ、気を付けたいのは、一つのデザインの中であまりフォントの種類を多用しないことです。どうしても統一感がなくなってちぐはぐな感じになることが多いんですよね。個人的には、だいたい日本語で1種類、英数字で1種類くらいしか使いません。あと、プレゼン資料をスライド形式で作る時には、テンプレートを統一するのはもちろんですが、各スライドの同じ位置には同じフォントを使うほうが捲ったときに気持ちよく見えるかなと。

そうして出来上がったら、一晩おいてもう一度眺めてみます。この時に、意外と前日の自分がわからなくなったりすることって多いんですね(笑)なんで、こんな風にしたんだろうみたいな。

というわけで、こんな風によくデザインして作品を完成させています。

デザイナー的な専門知識をもとに語っているわけでもないですし、正直自分の感覚に拠るところも多いので、誰かの参考になる話かは疑問ですが、なんとなく書いてみました。