今年のカープは調子がいいですね。調子がいいというか、好不調の波が小さい状態を維持できているという感じかな。

今日の巨人戦にも勝って、巨人相手に3タテを食らわすあたり、流れがいいことを表しているなと。今のカープの状況と調子の良さを少し見てみようと思います。

① 打撃陣が好調

なんといってもこれでしょう。チーム打率、本塁打数ともにリーグトップ。リーグ首位打者(25日現在)のエルドレッドを始め、多くの試合で4番に座っている新井も3割以上打って、得点圏打率もリーグトップと勝負強さを発揮。そこに田中・菊池・丸が線になって繋がっているので強いわけです。そこに来て、常にスタメンではないですが、松山や安部、鈴木など若手の打撃がだんだんと開花してきているのも大きいですね。 

② 機動力をうまく使えている
ここ何年かのカープは機動力をうまく活かせている印象ですが、今年もそれは健在ですね。チームの盗塁数もリーグトップ。一番少ない中日とはダブルスコア以上の差があるくらいです。田中、菊池、丸あたりが出塁するたびに積極的に次の塁を狙おうとしているのが素晴らしい。天谷、赤松あたりをもっと起用してみるとさらに面白くなるかもしれないなと思っています。

③ マエケンの抜けた投手陣が意外と大丈夫
昨年まで絶対エースだった前田健太がメジャーへ移籍し、投手力ダウンも懸念されていたが、意外とうまく穴埋めできている印象なんですよね。ハーラートップの6勝を挙げているジョンソン、昨年メジャーから鮮烈復帰を果たした黒田がダブルエースと言えるくらい安定した投球を披露。そして、野村もだんだん持ち味を見せ始めた感じ。福井が離脱してしまっているのが誤算ですが、再調整して1軍復帰してくれることと、大瀬良が戦列復帰となればさらに層は厚くなるはず。これから夏場になるにつれて、投手陣の疲労も蓄積してくるので、福井、大瀬良含め、今日の九里のようにカバーできる投手が欲を言えばあと2、3人ほしいところですね。

こんなところが今のカープの好調さの中身かなと思います。まだまだ5月なので、これからの戦い方が重要になってくるんですが、鯉のぼりの季節までと言われがちなカープが、ここまでいい戦いを続けているので、ファンとしては期待も大きくなってしまうんですよね。

もうすぐ交流戦も始まるので、そこで大きくリズムを崩さずに乗り越えることがまずは喫緊の課題といった感じでしょうかね。

去年は、黒田の復帰に沸いたカープですが、今年は黒田も熱望している優勝に沸くシーズンになるといいなと、力を込めて応援している今日この頃です。