convenience_17891-1

先日、親戚の家に行くときに何か手土産でも持って行こうかなと考えた時のこと。

特に深い理由はないのですが、なんとなくドーナツを持っていくことを思いつきました。もしかしたら、その時の自分が食べたかっただけかもしれませんが(笑)

そこで、ドーナツと言えばミスド!ということで買いに行こうと思ったんですが、「待てよ?今はセブンイレブンでも売ってるよな」と思い出したわけです。

この時に、ふと昔のことを思い出しました。

僕が幼稚園とか小学生の頃って、ドーナツと言えばちょっとしたご褒美というか、日常の生活からはちょっとだけプレミア感がある存在だったんですよね。

例えば、父親が仕事帰りにお土産で買って帰って来ると、妙に嬉しかったり。

でも、そんなドーナツが今ではコンビニで買いたいときに買える。もちろん、自分が成長して金銭感覚とかが変わっているのも少なからずあると思いますが、すごく日常に近い存在になってるなと思ったんですね。

そういう意味で、コンビニは私たちの生活の概念を変えていますよね。

そう考えると、気付かないうちに当たり前の存在になっているものって結構ある気がしています。

僕の場合、自分専用の携帯電話を持ったのは中学校を卒業するタイミングだったんですが、今では当然のように使っているし、周りを見ても小さい子でも当たり前のように持っていたり。

人間の欲求というのは、一つ満たされると、さらに高度な欲求へ段階を登っていくものだとよく言いますが、こうして新しいものをどんどん知り、次のものがプレミア感を纏って見えてくるのかもしれません。

特別だったものが、特別ではなくなる。当たり前でなかったものが、当たり前になる。

でも、気付かないうちにそうなっていたことに気付いた瞬間に、ふと切ない気持ちになることもあるというお話でした。